日常の一コマや感じたこと。
偏見に満ちたオタク発言とか
二次創作発言などが極めて多し。
良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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筋違御門の傍。
八辻ヶ原の隅、土手を背にして、絵師のセンセーは
茣蓙に座っている。
膝もとには、赤、黒、朱、白、黄色、藍、と色とりどりの砂を詰めた
袋があって、センセーはそれを右手で掬っては地面にこぼす。
指を緩めれば太い線。締めれば細い線。
巧みに使い分けて、さまざまな絵を描いていく。
今もまた、目の前の書場簾(かんばす)に、美しい八重垣が
描きあげられた。
白い顔に少しだけ色気があって、見物人の足が止まる。
「――相変わらず、上手ですよね」
センセーの目の前。屈みこんで八重垣姫を覗き込む娘が言った。
視線を寄こしたセンセーに、少し笑って見せる。
「褒められりゃあ、嬉しくねえこともねえがの。
それにはまず、見料を放ってからにしてもらいてえな。
なぁに、一分も寄こせたぁ言わねえ。一文でも二文でも。
おめえさんの気のままで結構」
「そう言われると、一文や二文じゃあ、逆に恥ずかしいですよ」
娘は笑って、一分、紙に包んで差し出した。
センセーの指さす先――見料を入れる盆へと落とす。
センセーは、にやっと笑って、芝居がかった仕草で頭を下げた。
「こりゃあ、どうも。あんたが弁天様に見えてきたよ」
「あたしでも、センセーの目には、弁天様に見えますかね?」
「見える見える。その気になりゃあ、遥か伝説の美女、お市の方すら、
おまえさんの前じゃあ色あせるだろうよ」
「…そこまでいくと、白々しすぎます」
娘が顔をしかめる。センセー、からからと笑って
「色があせりゃあ、確かに白くもならぁな。
――で?何の用かえ?おれに何か用があるから、
稼ぎをほっぽり出してまで、此処に来たんだろう?」
と言って、傍に置いていた貧乏徳利を傾けた。
センセーの喉仏が上下するのを見ていた娘は、少し、笑う。
「センセー言ってたでしょう?銭さえ払えば、何でも書くって」
「ああ、言った。見料さえ貰えりゃあ、何でも望みのままに
書いてしんぜよう」
唇をゆがめるセンセー。だったら、と娘は言った。
「あたしを書いてほしい。センセーの目に映る、あたしを」
「なんだって?……そりゃあ、難しい注文だの」
センセー、珍しく少し困った顔をした。
それを覗き込んで、娘は思い切り苦笑する。
「やっぱり、あたしじゃ絵になりませんか。
――ああ、もう良いですよ、センセー。
ちょっとした冗談です。今のは忘れてください」
苦笑をすこしだけマシな笑みにして、娘は立ちあがる。
センセーに反論させないまま、柳原土手の方へと駆けて行った。
センセーは浮かしかけた腰を、そのまま下ろす。
ばつが悪そうな顔で、ぼりぼりと蓬髪を掻いた。
「……そんなもん書いたら、消せねえじゃねえか」
店じまいをするとともに、絵は小箒で掃いて消している。
折角書いた娘の顔――
それも、好ましい娘の顔ならば、どうしてそれを消せようか。
ましてや、己の目に映る、などと条件をつけられては、
心の想いを告げるのと同じことだ。
センセーは深々と溜息をついて
もう一度貧乏徳利をあおった。
†
あんまり好きすぎて、ちょっと書いてみた。
センセー相手の夢小説みたいな(笑)
こんな感じのセンセー(勿論、本物はもっと素敵ですが)
興味がありましたら、『なめくじ長屋』シリーズをどうぞv
(お前は回し者か/笑)
八辻ヶ原の隅、土手を背にして、絵師のセンセーは
茣蓙に座っている。
膝もとには、赤、黒、朱、白、黄色、藍、と色とりどりの砂を詰めた
袋があって、センセーはそれを右手で掬っては地面にこぼす。
指を緩めれば太い線。締めれば細い線。
巧みに使い分けて、さまざまな絵を描いていく。
今もまた、目の前の書場簾(かんばす)に、美しい八重垣が
描きあげられた。
白い顔に少しだけ色気があって、見物人の足が止まる。
「――相変わらず、上手ですよね」
センセーの目の前。屈みこんで八重垣姫を覗き込む娘が言った。
視線を寄こしたセンセーに、少し笑って見せる。
「褒められりゃあ、嬉しくねえこともねえがの。
それにはまず、見料を放ってからにしてもらいてえな。
なぁに、一分も寄こせたぁ言わねえ。一文でも二文でも。
おめえさんの気のままで結構」
「そう言われると、一文や二文じゃあ、逆に恥ずかしいですよ」
娘は笑って、一分、紙に包んで差し出した。
センセーの指さす先――見料を入れる盆へと落とす。
センセーは、にやっと笑って、芝居がかった仕草で頭を下げた。
「こりゃあ、どうも。あんたが弁天様に見えてきたよ」
「あたしでも、センセーの目には、弁天様に見えますかね?」
「見える見える。その気になりゃあ、遥か伝説の美女、お市の方すら、
おまえさんの前じゃあ色あせるだろうよ」
「…そこまでいくと、白々しすぎます」
娘が顔をしかめる。センセー、からからと笑って
「色があせりゃあ、確かに白くもならぁな。
――で?何の用かえ?おれに何か用があるから、
稼ぎをほっぽり出してまで、此処に来たんだろう?」
と言って、傍に置いていた貧乏徳利を傾けた。
センセーの喉仏が上下するのを見ていた娘は、少し、笑う。
「センセー言ってたでしょう?銭さえ払えば、何でも書くって」
「ああ、言った。見料さえ貰えりゃあ、何でも望みのままに
書いてしんぜよう」
唇をゆがめるセンセー。だったら、と娘は言った。
「あたしを書いてほしい。センセーの目に映る、あたしを」
「なんだって?……そりゃあ、難しい注文だの」
センセー、珍しく少し困った顔をした。
それを覗き込んで、娘は思い切り苦笑する。
「やっぱり、あたしじゃ絵になりませんか。
――ああ、もう良いですよ、センセー。
ちょっとした冗談です。今のは忘れてください」
苦笑をすこしだけマシな笑みにして、娘は立ちあがる。
センセーに反論させないまま、柳原土手の方へと駆けて行った。
センセーは浮かしかけた腰を、そのまま下ろす。
ばつが悪そうな顔で、ぼりぼりと蓬髪を掻いた。
「……そんなもん書いたら、消せねえじゃねえか」
店じまいをするとともに、絵は小箒で掃いて消している。
折角書いた娘の顔――
それも、好ましい娘の顔ならば、どうしてそれを消せようか。
ましてや、己の目に映る、などと条件をつけられては、
心の想いを告げるのと同じことだ。
センセーは深々と溜息をついて
もう一度貧乏徳利をあおった。
†
あんまり好きすぎて、ちょっと書いてみた。
センセー相手の夢小説みたいな(笑)
こんな感じのセンセー(勿論、本物はもっと素敵ですが)
興味がありましたら、『なめくじ長屋』シリーズをどうぞv
(お前は回し者か/笑)
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こちらへどうぞ――と通された部屋。
おそらく客間なのだろうけれど、其処に置かれた調度品は
一流の(と言っても素人判断だけれども)骨董品ばかり。
維新から十年流れたと言っても、庶民がおいそれと手を出せる品物ではない。
(…よほど裕福なのね)
使用人らしき男が置いて行った茶など、恐れ多くて手が出せない。
すっかり温くなったそれにも溜息をついて、所在なく視線を襖へと移した。
(…せめて須藤様だけでも戻ってきてくだされば…)
父が昵懇にしている、榎並大佐。その紹介で彼女は須藤中尉――寂に出会った。
軍人と言えば強面で屈強な印象しかもっていなかった彼女にとって、
美形とは言わずともそれなりに柔和な顔――どちらかと言うと幼さが残って
屈託のない寂は、ホッとする青年将校であった。
『凪…姫ならば、必ずや御父上と貴女の憂いを晴らしてくださるでしょう』
にこ、と笑う顔の朗らかさにつられるように、彼女も笑った――。
「――失礼します」
「!――っは、はいっ!!」
襖の外から、柔らかい――そして凛と可憐な少女の声が聞こえてきた。
彼女は居住まいを正して、そちらを見る。――す、と襖が開いた。
入ってきたのは、一人の少女のようだ。年の頃は十五、六だろうか。
(…でも後は、よく、見えないな…)
最近、何故か物が見づらい。
医者にかかっても特に異常は無いと言う。視力も落ちていない。
原因不明の病だと医者もさじを投げ、父も母も。そして彼女自身も
どうしていいのか分からず途方に暮れていた。
ごしごしと目を擦る彼女。
そんな彼女の方を向いた少女が、ふ、と僅かに微笑った。
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「――ああ。お嬢さん『見づらい』やろ?」
「!!」
彼女は弾かれたように少女の方を見た。ぼやける視界の向こうから、
緋色の何かがやってくる。
「ちぃと待ってな。すぐ見えるようになるさかい」
ひた、と何かが――少女の掌が、彼女の目に当てられた。
吃驚して閉じた瞼の向こう。くす、と少女が笑うのが分かる。
「安心しぃ。何も目ん玉抉ろうっちゅう訳やないから。
――この人は、アンタらの『体』と違う。とっととおうちに、帰りぃ」
――パキン…ッ!
乾いた枝――もしくは薄いガラスが二つに割れるような音がした。
「お嬢さん、もう良ぇで。目、開けてみ?」
コロコロと少女の笑う声が聞こえた。
恐る恐る目を開けて、彼女は目を見張る。
――驚くほど美しい。可憐な少女が彼女を見ていた。
紺の髪を背に垂らし、白い着物を着ている。緋色の袴がひざ丈なのを除けば、
一見すると巫女のよう。銀灰色の瞳が、彼女を見て、ふ、と僅かに微笑う。
「『視鬼』や。何てことない雑魚やけど、一度憑くと、そん人の目ぇを奪う。
どこで貰ぅて来たんかは知らんけど、今日から暫くは家に入る前に
清水で目ぇ洗ぅことや。一度憑かれると、憑かれ易ぅなるさかい」
「あ、あの…!!?」
「うん?ああ、清水の作り方、後で教えたるよって心配いらんよ?」
くすくすと笑う少女。
白くしなやかな掌を、もう一度彼女に差し出す。
「遅ればせながら。――うちが、此処の主。凪や」
微笑む顔は、歳よりも少し、幼く見えた。
†
…何だかんだ言って、何か書き続けてる(笑)
そのうちブログ小説の方に移行するかもなー。
くどいけど、見切り発車ですので。
イラスト描いちゃってる時点で、色々アウトだけど(爆)
おそらく客間なのだろうけれど、其処に置かれた調度品は
一流の(と言っても素人判断だけれども)骨董品ばかり。
維新から十年流れたと言っても、庶民がおいそれと手を出せる品物ではない。
(…よほど裕福なのね)
使用人らしき男が置いて行った茶など、恐れ多くて手が出せない。
すっかり温くなったそれにも溜息をついて、所在なく視線を襖へと移した。
(…せめて須藤様だけでも戻ってきてくだされば…)
父が昵懇にしている、榎並大佐。その紹介で彼女は須藤中尉――寂に出会った。
軍人と言えば強面で屈強な印象しかもっていなかった彼女にとって、
美形とは言わずともそれなりに柔和な顔――どちらかと言うと幼さが残って
屈託のない寂は、ホッとする青年将校であった。
『凪…姫ならば、必ずや御父上と貴女の憂いを晴らしてくださるでしょう』
にこ、と笑う顔の朗らかさにつられるように、彼女も笑った――。
「――失礼します」
「!――っは、はいっ!!」
襖の外から、柔らかい――そして凛と可憐な少女の声が聞こえてきた。
彼女は居住まいを正して、そちらを見る。――す、と襖が開いた。
入ってきたのは、一人の少女のようだ。年の頃は十五、六だろうか。
(…でも後は、よく、見えないな…)
最近、何故か物が見づらい。
医者にかかっても特に異常は無いと言う。視力も落ちていない。
原因不明の病だと医者もさじを投げ、父も母も。そして彼女自身も
どうしていいのか分からず途方に暮れていた。
ごしごしと目を擦る彼女。
そんな彼女の方を向いた少女が、ふ、と僅かに微笑った。
「――ああ。お嬢さん『見づらい』やろ?」
「!!」
彼女は弾かれたように少女の方を見た。ぼやける視界の向こうから、
緋色の何かがやってくる。
「ちぃと待ってな。すぐ見えるようになるさかい」
ひた、と何かが――少女の掌が、彼女の目に当てられた。
吃驚して閉じた瞼の向こう。くす、と少女が笑うのが分かる。
「安心しぃ。何も目ん玉抉ろうっちゅう訳やないから。
――この人は、アンタらの『体』と違う。とっととおうちに、帰りぃ」
――パキン…ッ!
乾いた枝――もしくは薄いガラスが二つに割れるような音がした。
「お嬢さん、もう良ぇで。目、開けてみ?」
コロコロと少女の笑う声が聞こえた。
恐る恐る目を開けて、彼女は目を見張る。
――驚くほど美しい。可憐な少女が彼女を見ていた。
紺の髪を背に垂らし、白い着物を着ている。緋色の袴がひざ丈なのを除けば、
一見すると巫女のよう。銀灰色の瞳が、彼女を見て、ふ、と僅かに微笑う。
「『視鬼』や。何てことない雑魚やけど、一度憑くと、そん人の目ぇを奪う。
どこで貰ぅて来たんかは知らんけど、今日から暫くは家に入る前に
清水で目ぇ洗ぅことや。一度憑かれると、憑かれ易ぅなるさかい」
「あ、あの…!!?」
「うん?ああ、清水の作り方、後で教えたるよって心配いらんよ?」
くすくすと笑う少女。
白くしなやかな掌を、もう一度彼女に差し出す。
「遅ればせながら。――うちが、此処の主。凪や」
微笑む顔は、歳よりも少し、幼く見えた。
†
…何だかんだ言って、何か書き続けてる(笑)
そのうちブログ小説の方に移行するかもなー。
くどいけど、見切り発車ですので。
イラスト描いちゃってる時点で、色々アウトだけど(爆)
どたどたと廊下を走る足音が聞こえてきて、凪(なぎ)は少し嫌な顔をする。
「蒼馬(そうま)、つまみ出しといで」
「そんなことをして、何の解決になりますか。――ほら、来た」
やや冷たい声で言いながら味噌汁に手を伸ばす凪。呆れたようにそれを
窘めながらも、蒼馬も溜息ついた。…少々、嫌そうに。
「――凪ぃいいいいっ!!」
スターンッ!と勢いよく襖が開く。
現れたのは、黒い軍服に身を包んだ、若い男。――十八、九だろうか。
凪より少々年上に見えるが、蒼馬と比べるととことん幼い男。
ずかずかと部屋に入ろうとしたその顔に、おしぼりが飛んできて張り付いた。
「ぅあっちぃいいいいいっ!!」
「朝っぱらから喧しわ。阿呆」
ずず…と味噌汁を啜る凪。――言うまでもなく、おしぼりを投げつけたのは彼女だ。
あちあち、と顔のおしぼりをたたき落とし、男は凪を睨む。少々、泣きそうな顔で。
「凪っ!!てめぇ仮にも客人。仮にも護衛官の俺様に向かって何てことしやがるっ!!」
「喧し言うてるやろ。人の言葉分からんなんて、アンタは猿か?…下っ端中尉ごときが
偉そうに。大体、うちのことは『姫』と呼べと。何べん言うたら理解してくれるんや?
朝っぱらから大声で人の名前呼び捨てるような無粋な客、塩撒かれんうちにとっとと帰りぃ」
ぴしゃっと。眉ひとつ動かさずに言い切った凪。ぷっ、と蒼馬が笑うのが聞こえた。
「だーっ!!相変わらずクソ生意気で可愛げのねぇっ!!……まぁ良い。
――お前に、客だ」
ごほん、と咳払いし気を落ち着けると、男は真剣な視線を凪に向けた。
「客やと?何や、それならそれで静かに入ってこれへんのか?…ほんっとに無粋な男やな」
やれやれ、と小さく溜息をつくと、凪は蒼馬を振り向く。
「御客さん、お前が御通ししぃ。この阿呆に任せとったら、うちの品位が疑われるさかいな」
「はい」
恭しく一礼し、蒼馬は踵を返す。
失礼、と小さく言って、男の脇を通り過ぎて行った。
「――それで、寂(しずか)」
食べ終えた膳を脇に寄せ、凪は目を眇める。男――寂が振り向くと、片眉を上げた。
「今度は、どこの『ご紹介』なん?」
「!……榎並(えなみ)大佐のお知り合いだそうだ」
「はっ、また『軍のお偉いさん』絡みかいな。…いい加減にせぇとアンタからも言っとき。
うちは『軍の玩具』とはちゃうてな」
「言ってやりたいのは山々だ。だが言えるわけねぇだろ?」
がりがりと頭を掻いて渋い顔をする寂。せやな、と凪は肩を竦めて嘲笑う。
「言ったが最後、アンタの首が飛ぶもんな?軍っちゅうのは上官命令に絶対なんやろ?」
「違う!己の保身の為じゃねぇ。――凪、お前の為だ」
寂は手を伸ばし、凪の肩に置く。小柄で華奢なその肩を、ぐ、と掴んだ。
「お前は確かに『玩具』じゃねぇ。軍預かりの『兵器』だ。今上帝の――」
「煩い。言われんでも知っとるわ」
言葉を遮って、凪は寂の手を叩き落とす。銀灰の色をした瞳で、冴え冴えと笑った。
「アンタも損な役目やなぁ。貧乏くじを引いたばっかりに『道具の管理』を任される羽目になって。
――嫌になったらいつでも言いや。うちから、お偉いさんに進言したるさかいな」
「!!?莫迦っ!俺が言いてぇのはそういうことじゃねえっ!!俺はお前のことを『兵器』とか
『道具』とか思ったことなんか一度も――」
「――失礼します。御客様を、客間に御通ししました」
今度は蒼馬の声が、寂を遮る。さよか、と小さく応えて、凪は立ちあがった。
「ちょっ、待て凪っ!!ちゃんと話を――」
「『姫』、と呼びや。――須藤中尉殿」
静かな――そしてそれ以上に冷たい声で云い捨てて。
凪はそのまま部屋を出て行った。
†
…何でか知らんが、今日一日このネタを練ってた自分がいるよ(笑)
相変わらず、その場その場で思いつきに書いてるので。
どうなることやら私にも分からず( ̄▽ ̄;)
「蒼馬(そうま)、つまみ出しといで」
「そんなことをして、何の解決になりますか。――ほら、来た」
やや冷たい声で言いながら味噌汁に手を伸ばす凪。呆れたようにそれを
窘めながらも、蒼馬も溜息ついた。…少々、嫌そうに。
「――凪ぃいいいいっ!!」
スターンッ!と勢いよく襖が開く。
現れたのは、黒い軍服に身を包んだ、若い男。――十八、九だろうか。
凪より少々年上に見えるが、蒼馬と比べるととことん幼い男。
ずかずかと部屋に入ろうとしたその顔に、おしぼりが飛んできて張り付いた。
「ぅあっちぃいいいいいっ!!」
「朝っぱらから喧しわ。阿呆」
ずず…と味噌汁を啜る凪。――言うまでもなく、おしぼりを投げつけたのは彼女だ。
あちあち、と顔のおしぼりをたたき落とし、男は凪を睨む。少々、泣きそうな顔で。
「凪っ!!てめぇ仮にも客人。仮にも護衛官の俺様に向かって何てことしやがるっ!!」
「喧し言うてるやろ。人の言葉分からんなんて、アンタは猿か?…下っ端中尉ごときが
偉そうに。大体、うちのことは『姫』と呼べと。何べん言うたら理解してくれるんや?
朝っぱらから大声で人の名前呼び捨てるような無粋な客、塩撒かれんうちにとっとと帰りぃ」
ぴしゃっと。眉ひとつ動かさずに言い切った凪。ぷっ、と蒼馬が笑うのが聞こえた。
「だーっ!!相変わらずクソ生意気で可愛げのねぇっ!!……まぁ良い。
――お前に、客だ」
ごほん、と咳払いし気を落ち着けると、男は真剣な視線を凪に向けた。
「客やと?何や、それならそれで静かに入ってこれへんのか?…ほんっとに無粋な男やな」
やれやれ、と小さく溜息をつくと、凪は蒼馬を振り向く。
「御客さん、お前が御通ししぃ。この阿呆に任せとったら、うちの品位が疑われるさかいな」
「はい」
恭しく一礼し、蒼馬は踵を返す。
失礼、と小さく言って、男の脇を通り過ぎて行った。
「――それで、寂(しずか)」
食べ終えた膳を脇に寄せ、凪は目を眇める。男――寂が振り向くと、片眉を上げた。
「今度は、どこの『ご紹介』なん?」
「!……榎並(えなみ)大佐のお知り合いだそうだ」
「はっ、また『軍のお偉いさん』絡みかいな。…いい加減にせぇとアンタからも言っとき。
うちは『軍の玩具』とはちゃうてな」
「言ってやりたいのは山々だ。だが言えるわけねぇだろ?」
がりがりと頭を掻いて渋い顔をする寂。せやな、と凪は肩を竦めて嘲笑う。
「言ったが最後、アンタの首が飛ぶもんな?軍っちゅうのは上官命令に絶対なんやろ?」
「違う!己の保身の為じゃねぇ。――凪、お前の為だ」
寂は手を伸ばし、凪の肩に置く。小柄で華奢なその肩を、ぐ、と掴んだ。
「お前は確かに『玩具』じゃねぇ。軍預かりの『兵器』だ。今上帝の――」
「煩い。言われんでも知っとるわ」
言葉を遮って、凪は寂の手を叩き落とす。銀灰の色をした瞳で、冴え冴えと笑った。
「アンタも損な役目やなぁ。貧乏くじを引いたばっかりに『道具の管理』を任される羽目になって。
――嫌になったらいつでも言いや。うちから、お偉いさんに進言したるさかいな」
「!!?莫迦っ!俺が言いてぇのはそういうことじゃねえっ!!俺はお前のことを『兵器』とか
『道具』とか思ったことなんか一度も――」
「――失礼します。御客様を、客間に御通ししました」
今度は蒼馬の声が、寂を遮る。さよか、と小さく応えて、凪は立ちあがった。
「ちょっ、待て凪っ!!ちゃんと話を――」
「『姫』、と呼びや。――須藤中尉殿」
静かな――そしてそれ以上に冷たい声で云い捨てて。
凪はそのまま部屋を出て行った。
†
…何でか知らんが、今日一日このネタを練ってた自分がいるよ(笑)
相変わらず、その場その場で思いつきに書いてるので。
どうなることやら私にも分からず( ̄▽ ̄;)
追ってくる足音に怯えるように、男は背後を振り返る。
暗い裏路地だと言うのに、その『顔』ははっきりと見て取れた。
「――アホやねぇ。振り返る間に、一歩でも前に、進みゃ良かろうに」
くつくつと笑う声。
柔らかな少女の声。――けれど冷たくて、心臓まで抉られそうな、声。
「ひ、ひぃいいいいっ!!」
「良ぇ声や。――狩られるもんは、そんくらい、怯えてくれた方が良い」
冷たい声。無邪気な声。少女の声。柔らかい声。――心臓を抉る、声。
男は走る。
鼻緒の切れた下駄が、置いていかないでと叫ぶのを無視して、走る。走る。走る。
「そうや。走りぃ。どこまでもどこまでもどこまでも。……そしてその足が、止まった時。
――うちが、その命、確かに食ろうたる」
ゆらり、と。少女の体が揺れて、足が止まった。
男との距離が開く。少女はその背に向けて、ゆるりと右手を差し出した。
「――さ、出番やで」
少女の口角が、にんまりと上がった。
暗い暗い裏路地。
月の光も届かぬ其処に、緋色の花が咲いた――……
無血開城の維新が終わり、もう十年目。
時代というのはこんなにも早く終わるものかと。何となく感慨深いものを感じながら、
青年は開け放した障子窓から外を見る。
ガラガラと音を立てて過ぎゆくのは、二頭立ての馬車。黒塗りのそれに、ひゅう、と
行儀悪くも口笛を吹いた。
(こんな場末の道を通るとは。なんとも物好きな御貴族様も居たもんだ)
無頼の輩に絡まれねば良いがな、と。人事のように(実際人事なのだが)内心で零す。
――すたん、と背後で襖の開く音がした。
振り返ると、寝乱れた格好の少女が立っている。寝ぼけ眼で此方を見ていた。
「…これは珍しい。今日は随分と早起きですね」
「…あの『ベッド』とか言う奴…。あれ、あかん。ギシギシ煩ぅて、うちの安眠を邪魔しよる…」
がりがりと行儀悪く頭を掻きながら、少女は室内に踏み込む。
畳の上に敷いた緋絨毯。その上のソファにどかっと座り、足を組む。
「困った人だ。貴女が欲しいと駄々を捏ねるから、わざわざ取り寄せたと言うのに」
「人の所為にせんといて。大体、うちが駄々捏ねたくらいで簡単に買うたお前も悪いわ。
真の従者なら、主の我儘くらい体張って止めぇ」
「…どういう理屈ですか。…全く、僕もツイてない。貴女の様な主を得るとは」
「はっ、そらお互い様や。うちかて、もっと可愛げぇのある子が良かったわ。
…何が悲しゅうて、お前みたいなオッサンを…」
「オッサンとは失礼な。僕はまだ三十代ですよ」
青年が嫌そうな顔をする。はん、と少女は鼻で笑った。
「うちから見れば、充分オッサンや。…大体、何が三十代や。サバ読むんも、大概にしぃ」
「…僕がオッサンなら。貴女は小便くさい小娘、でしょうかね」
冷やかな視線を持って応じれば、じろりと少女が睨む。少々、それに溜飲が下がった。
蒼馬、と少女が呼ぶ。青年――蒼馬は恭しくその足元に跪いた。
「小娘なんは認めたる。…だが、少々従者として分が過ぎるんちゃうか?」
のし、と少女は蒼馬の肩に足を乗せた。僅かにも揺るがない微笑に、舌打ちする。
「これは失礼いたしました。――凪お嬢さん」
「ふん、今更何が『お嬢さん』や。…ま、良い。朝餉にしてや。お腹空いたわ」
くあ、と小さく欠伸をする少女――凪。
はい、と応えて立ち上がる蒼馬を一瞥し、凪は立ちあがった。
†
何か思い立って書いてみた。
こんな感じのお話書きたいなぁと思って。
所詮見切り発車です。多分、続かない(ヲイ)
なので、即興の産物扱いです。
気が向けば、多分、続き書くと…思う(ダメじゃん)
関西弁というか、京都弁と言うか。
何かそんな適当な口調ですが、優しい目で見てやってください。
暗い裏路地だと言うのに、その『顔』ははっきりと見て取れた。
「――アホやねぇ。振り返る間に、一歩でも前に、進みゃ良かろうに」
くつくつと笑う声。
柔らかな少女の声。――けれど冷たくて、心臓まで抉られそうな、声。
「ひ、ひぃいいいいっ!!」
「良ぇ声や。――狩られるもんは、そんくらい、怯えてくれた方が良い」
冷たい声。無邪気な声。少女の声。柔らかい声。――心臓を抉る、声。
男は走る。
鼻緒の切れた下駄が、置いていかないでと叫ぶのを無視して、走る。走る。走る。
「そうや。走りぃ。どこまでもどこまでもどこまでも。……そしてその足が、止まった時。
――うちが、その命、確かに食ろうたる」
ゆらり、と。少女の体が揺れて、足が止まった。
男との距離が開く。少女はその背に向けて、ゆるりと右手を差し出した。
「――さ、出番やで」
少女の口角が、にんまりと上がった。
暗い暗い裏路地。
月の光も届かぬ其処に、緋色の花が咲いた――……
無血開城の維新が終わり、もう十年目。
時代というのはこんなにも早く終わるものかと。何となく感慨深いものを感じながら、
青年は開け放した障子窓から外を見る。
ガラガラと音を立てて過ぎゆくのは、二頭立ての馬車。黒塗りのそれに、ひゅう、と
行儀悪くも口笛を吹いた。
(こんな場末の道を通るとは。なんとも物好きな御貴族様も居たもんだ)
無頼の輩に絡まれねば良いがな、と。人事のように(実際人事なのだが)内心で零す。
――すたん、と背後で襖の開く音がした。
振り返ると、寝乱れた格好の少女が立っている。寝ぼけ眼で此方を見ていた。
「…これは珍しい。今日は随分と早起きですね」
「…あの『ベッド』とか言う奴…。あれ、あかん。ギシギシ煩ぅて、うちの安眠を邪魔しよる…」
がりがりと行儀悪く頭を掻きながら、少女は室内に踏み込む。
畳の上に敷いた緋絨毯。その上のソファにどかっと座り、足を組む。
「困った人だ。貴女が欲しいと駄々を捏ねるから、わざわざ取り寄せたと言うのに」
「人の所為にせんといて。大体、うちが駄々捏ねたくらいで簡単に買うたお前も悪いわ。
真の従者なら、主の我儘くらい体張って止めぇ」
「…どういう理屈ですか。…全く、僕もツイてない。貴女の様な主を得るとは」
「はっ、そらお互い様や。うちかて、もっと可愛げぇのある子が良かったわ。
…何が悲しゅうて、お前みたいなオッサンを…」
「オッサンとは失礼な。僕はまだ三十代ですよ」
青年が嫌そうな顔をする。はん、と少女は鼻で笑った。
「うちから見れば、充分オッサンや。…大体、何が三十代や。サバ読むんも、大概にしぃ」
「…僕がオッサンなら。貴女は小便くさい小娘、でしょうかね」
冷やかな視線を持って応じれば、じろりと少女が睨む。少々、それに溜飲が下がった。
蒼馬、と少女が呼ぶ。青年――蒼馬は恭しくその足元に跪いた。
「小娘なんは認めたる。…だが、少々従者として分が過ぎるんちゃうか?」
のし、と少女は蒼馬の肩に足を乗せた。僅かにも揺るがない微笑に、舌打ちする。
「これは失礼いたしました。――凪お嬢さん」
「ふん、今更何が『お嬢さん』や。…ま、良い。朝餉にしてや。お腹空いたわ」
くあ、と小さく欠伸をする少女――凪。
はい、と応えて立ち上がる蒼馬を一瞥し、凪は立ちあがった。
†
何か思い立って書いてみた。
こんな感じのお話書きたいなぁと思って。
所詮見切り発車です。多分、続かない(ヲイ)
なので、即興の産物扱いです。
気が向けば、多分、続き書くと…思う(ダメじゃん)
関西弁というか、京都弁と言うか。
何かそんな適当な口調ですが、優しい目で見てやってください。
一体、俺達が何をしたと言うんだ――
縁側に腰かけた少年が、ぽつりと呟いた。
少年の傍に座る少女は、少年を見て、また庭を見た。
「何もしてないよ」
「だったら、何故。何故、俺達がこんな目に遭わなきゃならない?」
幾度となく繰り返される、同じ問答。
少女は庭を見る。
少年は、空を見る。
「だって」
少女は言う。
「それが、定めだから。あたし達が生まれた……。
ううん、それより遥か前から、決められた。
決まっている、宿命だから」
「違う」
少年は言う。
「これは定めなんかじゃない。
たった一人の――身勝手な女の招いた業だ。
何故、それを。
――その贖罪を、俺達がやらねばならないんだ?」
少年は掌を見る。
刻一刻と。
一つ、二つ、と数えるうちに、見る見る老いていく体。
隣の子供は、この世に生まれて三ヶ月と三日。
同じ年。同じ日に生まれた彼は、既に十代の体。
「何故、俺達だけが……」
「嘆けば、何か変わるの?」
掌で顔を覆う少年に、少女は言う。
庭を見たままの青い瞳が、空を見上げた。
「あたし達は人であって、人ではない。
神の子であって、神ではない。
…皆があたし達一族に期待するけれど、
同じ分だけ忌避してる。……そんなの、今更だよ。
初代も、その次も。――代々の当主、一族の皆。
全員が同じもの背負わされて、生まれて死んだ。
今更それを嘆くのは、死んでいった皆への…侮辱だ」
「じゃあお前は!」
頬を朱に染め、眉間に皺を刻む少年。
少女の肩をつかみ、前後に揺すった。
「悔しくないのか?!何もしてない俺達に、汚れも呪いも
全て押しつけて、高みの見物を決め込む奴らが居る!
短命と種絶なんてクソみたいな呪いをかけて、高笑いしてる
鬼がいる!!――そいつを倒すためだけ…道具として
生まれ死んでいくこと…それが悔しくないのか?!」
少年は少女を揺する。父親譲りの赤い瞳。
見つめてくる赤い瞳に、激しい怒りをたぎらせた。
「怒れよ!!全てを諦観して受け入れた振りするなよ!!
怒って、怒って…たった二年しかない命でも、
怒りたぎらせて生きろよ!!」
少年は、知っている。
――少女は、今月で一歳と五ヶ月。
彼女には、もう時間がない。この世に生きる時間が。
「…君は先代当主に…。父親に、そっくりだよ。
あの人も、そうやって、あたしを良く叱った。
君も、きっと良い当主になるよ」
少女はそっと少年の手を取って、ふわりと微笑んだ。
「あたしは、多分ダメだと思う。…最近、凄く、疲れるんだ。
――だからね、君に。……皆に、託すよ。
きっと、討ってね」
青い瞳。白い肌。緑の髪。――母譲りだと言う、その、色。
「朱点を、きっと。きっと討ってね。
ヒトの為でも。カミの為でもない。
――ただ、あたしたち一族。…その、鎮魂の為に」
少女は微笑む。
――遠くから、赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
†
某曲が、あまりにも『俺屍』ソングだったので。
聴きながら、思いつくままに書いてみた。
『俺屍』発売を記念して(笑)
興味をもたれたか方は、プレイしてみてください。
ハマりますよ(笑/お前は回し者か)
縁側に腰かけた少年が、ぽつりと呟いた。
少年の傍に座る少女は、少年を見て、また庭を見た。
「何もしてないよ」
「だったら、何故。何故、俺達がこんな目に遭わなきゃならない?」
幾度となく繰り返される、同じ問答。
少女は庭を見る。
少年は、空を見る。
「だって」
少女は言う。
「それが、定めだから。あたし達が生まれた……。
ううん、それより遥か前から、決められた。
決まっている、宿命だから」
「違う」
少年は言う。
「これは定めなんかじゃない。
たった一人の――身勝手な女の招いた業だ。
何故、それを。
――その贖罪を、俺達がやらねばならないんだ?」
少年は掌を見る。
刻一刻と。
一つ、二つ、と数えるうちに、見る見る老いていく体。
隣の子供は、この世に生まれて三ヶ月と三日。
同じ年。同じ日に生まれた彼は、既に十代の体。
「何故、俺達だけが……」
「嘆けば、何か変わるの?」
掌で顔を覆う少年に、少女は言う。
庭を見たままの青い瞳が、空を見上げた。
「あたし達は人であって、人ではない。
神の子であって、神ではない。
…皆があたし達一族に期待するけれど、
同じ分だけ忌避してる。……そんなの、今更だよ。
初代も、その次も。――代々の当主、一族の皆。
全員が同じもの背負わされて、生まれて死んだ。
今更それを嘆くのは、死んでいった皆への…侮辱だ」
「じゃあお前は!」
頬を朱に染め、眉間に皺を刻む少年。
少女の肩をつかみ、前後に揺すった。
「悔しくないのか?!何もしてない俺達に、汚れも呪いも
全て押しつけて、高みの見物を決め込む奴らが居る!
短命と種絶なんてクソみたいな呪いをかけて、高笑いしてる
鬼がいる!!――そいつを倒すためだけ…道具として
生まれ死んでいくこと…それが悔しくないのか?!」
少年は少女を揺する。父親譲りの赤い瞳。
見つめてくる赤い瞳に、激しい怒りをたぎらせた。
「怒れよ!!全てを諦観して受け入れた振りするなよ!!
怒って、怒って…たった二年しかない命でも、
怒りたぎらせて生きろよ!!」
少年は、知っている。
――少女は、今月で一歳と五ヶ月。
彼女には、もう時間がない。この世に生きる時間が。
「…君は先代当主に…。父親に、そっくりだよ。
あの人も、そうやって、あたしを良く叱った。
君も、きっと良い当主になるよ」
少女はそっと少年の手を取って、ふわりと微笑んだ。
「あたしは、多分ダメだと思う。…最近、凄く、疲れるんだ。
――だからね、君に。……皆に、託すよ。
きっと、討ってね」
青い瞳。白い肌。緑の髪。――母譲りだと言う、その、色。
「朱点を、きっと。きっと討ってね。
ヒトの為でも。カミの為でもない。
――ただ、あたしたち一族。…その、鎮魂の為に」
少女は微笑む。
――遠くから、赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
†
某曲が、あまりにも『俺屍』ソングだったので。
聴きながら、思いつくままに書いてみた。
『俺屍』発売を記念して(笑)
興味をもたれたか方は、プレイしてみてください。
ハマりますよ(笑/お前は回し者か)