日常の一コマや感じたこと。
偏見に満ちたオタク発言とか
二次創作発言などが極めて多し。
良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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夢診断だか何だかの本で読んだうろ覚え知識ですが。
心理学的用語での「グレートマザー」ってやつは、
良くも悪くも偉大で(言葉そのままやないか)、
慈愛と破壊(全てを呑みこんでしまう的な)を持ち合わせた
ある意味恐ろしい存在なんだとか。
一言で言うと、そんな感想を持ちました。
湊かなえ先生原作の、「告白」。
ええ、今頃DVDで見ましたよ(遅)
いや気にはなってたんですが、ついつい流してしまっていて…。
偶々家人が借りてきたので一緒に観賞。
もうねー、凄いね。いろんな意味で( ̄▽ ̄;)
映像的に衝撃過ぎるってのが、まず何よりの印象でごいす。
後味悪すぎ。救いがどこにも無い(爆)
…まぁ、ワタクシに理解力が無いだけやもしれませぬが。
詳しいことを言うとネタバレになっちゃうので言いませんが。
色々と考えさせられる話でしたねー。
「先生」の恐ろしいほど孤独な憎悪が、びっしびっし飛んできて。
「先生」のあの憎悪は、「生徒」だけではなく。
観ている此方にも飛ばされてたように思います。
結局「傍観者」で居るしかない者たちへの、無力な憎悪。
「法」に守られる者を、「法」の内側から巧みに追い詰める手法が
お見事すぎて何も言えねえ(--;)
この場合、「法」というのは「法律」であり、人としての「モラル」であり。
また大人と子供の「社会」の境界線の合間にあるお互いの折衝線というか。
其処の上にある「暗黙の了解」みたいなものと言えるんじゃないかと。
…語彙が無さ過ぎて、巧く表現できませんが(汗)
「母と子」というと、なんともほのぼのなイメージですが、
そのイメージを容赦なく。生臭くえぐり取ったらこうなる。
…そんな感じじゃないかなぁ。
きっと「先生」の復讐の矛先は、同じく「母」である自分にも
向けられているんじゃないかな。最愛の娘を、守ってやれなかったという点において。
それは全然「先生」の所為じゃないんだけど。
それでもやっぱり自責の念があるのではないかと思うのです。
そして肝心な時に正論(しかも正論中の正論で、反論の余地がない)を振りかざして、
「母」としての根源(というか本能というか)を
理解してくれない(当然できない)「夫」へも向けられていると思う。
そしてその「夫」の教えを盲信し、言わば「夫の自説チルドレン」的な立場にいた
熱血先生にも向けられている。
「先生」の最期の台詞が、物語の全てを集約してる気がします。
あそこであの台詞を吐かれると、どこまでを信じて良いのか分からなくなる。
全部「先生」の嘘なのか。それとも本当に「復讐」を完遂してしまったのか。
…実は原作を読んでいないので(こんだけ語っといてそれかよ!)
今度読んでみようかと思います。
正義って脆い。悪意も同じくらい脆い。
正と邪の境界線は、何て曖昧なんだろうか。
――使い古された陳腐な言葉ですが、ほんと如実にそう思う作品でした。
心理学的用語での「グレートマザー」ってやつは、
良くも悪くも偉大で(言葉そのままやないか)、
慈愛と破壊(全てを呑みこんでしまう的な)を持ち合わせた
ある意味恐ろしい存在なんだとか。
一言で言うと、そんな感想を持ちました。
湊かなえ先生原作の、「告白」。
ええ、今頃DVDで見ましたよ(遅)
いや気にはなってたんですが、ついつい流してしまっていて…。
偶々家人が借りてきたので一緒に観賞。
もうねー、凄いね。いろんな意味で( ̄▽ ̄;)
映像的に衝撃過ぎるってのが、まず何よりの印象でごいす。
後味悪すぎ。救いがどこにも無い(爆)
…まぁ、ワタクシに理解力が無いだけやもしれませぬが。
詳しいことを言うとネタバレになっちゃうので言いませんが。
色々と考えさせられる話でしたねー。
「先生」の恐ろしいほど孤独な憎悪が、びっしびっし飛んできて。
「先生」のあの憎悪は、「生徒」だけではなく。
観ている此方にも飛ばされてたように思います。
結局「傍観者」で居るしかない者たちへの、無力な憎悪。
「法」に守られる者を、「法」の内側から巧みに追い詰める手法が
お見事すぎて何も言えねえ(--;)
この場合、「法」というのは「法律」であり、人としての「モラル」であり。
また大人と子供の「社会」の境界線の合間にあるお互いの折衝線というか。
其処の上にある「暗黙の了解」みたいなものと言えるんじゃないかと。
…語彙が無さ過ぎて、巧く表現できませんが(汗)
「母と子」というと、なんともほのぼのなイメージですが、
そのイメージを容赦なく。生臭くえぐり取ったらこうなる。
…そんな感じじゃないかなぁ。
きっと「先生」の復讐の矛先は、同じく「母」である自分にも
向けられているんじゃないかな。最愛の娘を、守ってやれなかったという点において。
それは全然「先生」の所為じゃないんだけど。
それでもやっぱり自責の念があるのではないかと思うのです。
そして肝心な時に正論(しかも正論中の正論で、反論の余地がない)を振りかざして、
「母」としての根源(というか本能というか)を
理解してくれない(当然できない)「夫」へも向けられていると思う。
そしてその「夫」の教えを盲信し、言わば「夫の自説チルドレン」的な立場にいた
熱血先生にも向けられている。
「先生」の最期の台詞が、物語の全てを集約してる気がします。
あそこであの台詞を吐かれると、どこまでを信じて良いのか分からなくなる。
全部「先生」の嘘なのか。それとも本当に「復讐」を完遂してしまったのか。
…実は原作を読んでいないので(こんだけ語っといてそれかよ!)
今度読んでみようかと思います。
正義って脆い。悪意も同じくらい脆い。
正と邪の境界線は、何て曖昧なんだろうか。
――使い古された陳腐な言葉ですが、ほんと如実にそう思う作品でした。
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