有難う、ただ伝えたい。

とうとう、最終回でした。『精霊の守り人』です。
知っていても、じーんときました。

帝（チャグムパパ）が、妙に人っぽい…っていうか、
親の情に薄い人、って設定の割には普通にお父さん的帝だった
ような気がします。──どこが、とは言えないんだけどね。
なーんとなく。サグム皇太子（チャグムのお兄さん）が夭折したさいも、
普通に一ノ妃を慰めてたし。チャグムが死んだ、ってことにした時も
「せめて像を作って祀ってやりたい」とか何とか言ってたし。
──こっちの帝だったら、チャグムとも巧くやれそうな気がする。

二ノ妃（チャグムママ）が、「有難う、バルサ」と密やかに呟いたシーンが
重いです。バルサだってチャグムを息子のように思っていたのに……
──みたいなね。

最後のチャグムのお願いが切ないですよ。原作もアニメでも。


「バルサ、おれのことチャグムって呼んで。『さよならチャグム』って言って」


──バルサにもチャグムにも、感情を移入してしまっているので、此処がもう…!!
切なくて切なくて堪りません。
でも、大好きなシーンです。


バルサにも、チャグムにも。タンダにもトロガイ師にも、有難うを言いたい。
素敵な時間と楽しみを、有難う。