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最初から持ってなかった。
だから知らなかった。
手に入らないなら、要らないと思った。
何時だって迎えてくれる家とか。
何時だって温かく笑ってる家族とか。
優しく抱きしめてくれる母親とか。
頭を撫でてくれる父親とか。
そういうもの全てを、知らない。
欲しくても、けして手に入らない。
──だから、要らないと思った。
そんな時、お前が俺の前に現れた。
何時だって暢気そうに笑って。
くだらないことでも、莫迦みたいに笑って。
自分のことより、俺みたいな他人のこと心配して、
泣いて、怒って。
ガキのクセに大人ぶって、無いものねだりを繰り返す俺を
受け止めてくれた。
捻くれてて、素直になれなくて、でも人一倍他人の愛情を
欲しがった俺を受け入れてくれた。
人一倍寂しがり屋で、独りでメソメソ泣いてて、でも他人を
拒絶してた俺を、見つけてくれた。
俺にとって、お前は、初めて見る光だった。
「持ってないなら、作ろうよ。──私と君で、新しい家族を」
使い古されて、ベタだろ、って笑っちゃうような陳腐な台詞。
でも、何でだろうな。
俺は、嬉しくて泣きそうだよ。──きっと、お前が言ったから。
……そう。
お前じゃなきゃ、ダメなんだ。
俺にとって、お前だけが、<女>であって、<かけがえの
ない人>なんだ。
お前と同じ、使い古されて、ベタで、笑っちゃうような陳腐な台詞だけど。
でも、自分の気持ちを素直に言葉にすると、やっぱりこれしか出てこない。
愛なんて解からない。知らないから。
でも、これだけは。胸を張って言える。
どんなに言葉を飾っても、この一言以外は、真実じゃないんだ。
──お前が、好きだよ。
……個人的には、4様希望の産物(笑)
もしくはヒース(当家の坊・その4)で(^^)