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軽装版守り人シリーズ最新刊
『神の守り人(来訪編)』
『神の守り人(帰還編)』を読了!
これぞジェットコースター読みです。
「折角だからちょっとずつ読もう」なんて思惑、即座にお星様です(謎)
読み始めたら続きが気になって気になって…!!
休日だったことも手伝って、一日で全部読了ですよ(暇人め)
相変わらずバルサが強くて格好よくてオットコマエで…v
ちょっとタンダと良い感じなシーンもあったりして、嬉しかったです(笑)
話の内容的には、少しばかり考えさせられる内容でしたね。
この守り人シリーズは、読むたびに某か考えさせられることがあるのですが
今回もまた難題です。
何時も何時も、答えの出ない問題を提示されてる気分です(笑)
†例えば、何の落ち度も無いのに周りから軽蔑され迫害を受けている人がいて。
その人に、「神の力」が宿ったとしたら。
その人は、今まで自分を迫害していた人々を「神の力」で裁こうとする。
──そういう感情が芽生えても、誰も責められないんじゃないか?
そういう時に、その人は己の感情を殺して「神の力」を封じることができるのだろうか?
†例えば、一つの国があり、国内で貧富の差が歴然となっていて。
貧しき地方は国力増強に対してお荷物だ、と富める地方の者が言い。
何の努力もなしに冨を得た地方をみて、貧しきから抜け出そうと努力するも報われない
貧しき地方の民は、羨望と妬みを押さえることなど、出来るのだろうか?
真の平等って何なんだろう?
どうしようもなく危うい場所に立たされた時、人は神に縋る。
その神を宿した少女は、神の子か。それとも、災いの子か。
──…そんな感じのお話です( ̄▽ ̄)
ちなみに。あとがきによると、筆者がこのお話を書き終えた後、暫くして同時多発テロが
起こったんだそうな。
そう思うと、このお話は凄く身近なことに思えてくるから不思議。
大体貧富の差に対する国政の議論のシーンなんて、今の日本を見てるようで
愚かしくもあり、恐ろしくもあります。地方に住む者としては、他人事じゃないって感じです。
この守り人シリーズと、十二国記シリーズは、神埜的に人生のバイブルだと
思っております。児童書の域を超えてると思う。
大人から子供まで、幅広く読んで欲しいシリーズですね!( ̄▽ ̄)
次回は多分、チャグム主役の「蒼路の旅人」のはず。
めっちゃ楽しみ~vv(>▽<)vv