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日常の一コマや感じたこと。 偏見に満ちたオタク発言とか 二次創作発言などが極めて多し。 良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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『蕨野行』という映画があります。
管理人、以前BSで(※基本的に家で観る映画はBS放送)
放送されていた時見たのですが。
…そらもう、終わる頃には号泣で。
なんとも言えない切なさと悲しさでいっぱいになりました。
――で。
土曜日にもまた深夜に放送してて。
また観ました。
といっても、今度は最後のところだけなんですけどね。

――案の定、泣く(T-T)

いやもうほんとに。
前回見てあらすじもオチも知ってるのに、それでも泣きました。
個人的に「死にネタ」で泣かす映画は嫌いなんですが、
こればっかりは。こればっかりは別物です。


あらすじを簡単に説明すると。
時は江戸時代。山間の貧しい村が舞台。その村はとても貧しい村なので、
村全部が飢えて死に絶えるのを防ぐ為、ある年齢に達した老人達は
山の中にある『蕨野』と呼ばれる場所に行かなければならない。
『蕨野』には簡素な小屋が二つ三つあるだけで、他には何もない。
老人達は其処に暮らすのだが、そこでは作物を作ってはならないという
掟がある。日々を暮らすためには毎日毎日里に下りてきて、農作業の
手伝いをし、わずかばかりの米や食料を貰う。この繰り返し。
当然、体の弱い者から先に死んでゆく。病気になっても医者も来てくれないし。
そんな『蕨野』に行く年齢に達したある老婆は、自分を母と慕う若い嫁に
「秋になったら里に戻ってくるから」と言い残して、数人の老人たちと一緒に
『蕨野』へと向かっていく……。

――大体こんな話です。
当然、帰れるはずはありません。だって『蕨野』は死者の住む場所なのだから。
生者の住む里へ帰ってはならないのです。
でも、其処で必死に生きる老人たちを見ていると、ほんとに胸が痛い。
若い嫁(ぬい)に、「ぬいよい」と心の中で語りかける老婆。
「おばばよい」とやはり心で語りかけるぬい。
彼女たちの「声」は、確かに相手に届いているのです。
おばばの
「ぬいよい、おれはお前をだました。秋になれば帰るとだました」
と言う台詞が切なく。
「(春になれば蕨が芽吹くから)蕨の白い毛の中に、おれの白髪を探せ」
――って台詞に涙が止まりません。
…こうやって書いてて涙が出てくる(TへT)
最後、少しばかり「救い」のシーンがあるのがほんとに救い。
其処で一番泣いちゃうのですが、ほんとに救われた気がします。
ちなみにこの「おばば」を演じておられるのは、市原悦子さん。
……演技が凄過ぎて、ぐんぐん引き込まれていきます(^^)


今、こういう時代だから。
だからこそ、家族で見てもらいたい。
――そんな風に思ったので、此処に今日書きました(><)

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