最悪と最高。

久しぶりの日記でーす（￣▽￣）
もはや日記って呼ぶこと自体詐称ではないかと
薄々どころか濃く確信している今日この頃です（爽微笑）
……ですが、今回ばかりは、ちと事情がありまして。
――と言うのも、連休初日から

がっつり体調を崩しまして（￣▽￣）


咳も喉の痛みも鼻水すら出ないのに、
ガンガン発熱。一時は38度にまでなりましたよコンチクショウ。
おかげで予定してたことが、パァ。
折角のGW（ゴールデン・ウィーク）が
GW（ガッデム・ウィーク（ｂｙ荒川先生））でしたよ。
ええ、本当に。
お友達とのチャトもその所為でキャンセル。
私の楽しみを返せこの野郎（※自分の所為です）

――まぁ、そんなわけで。一年に一度のお楽しみを
棒に振ったわけですが。
その代わり、じっくりと本を読むことができました（寝床で）
「何時か読もう」と買っておいた
『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺（柳田国男・著/角川文庫）』
その『遠野物語』の部分を読了。『遠野物語拾遺』があと少し
残ってるくらい読了。
…いやもう、面白い（笑）民俗学の草分けとか教科書とか
言われるだけありますよ（＾＾）
妖怪の話も載ってて、それも実に興味深い（￣▽￣）

昔の。それも幕末～明治初期にかけての日本人の匂いがすると
言うか。日本人、それも山の民の原点と感じると言うか。
聞いた話をそのまま文章に起こす――そんな文体（？）なので
想像力を否応なく刺激されるし。
あえて詳しく「其処はこんな場所で何があって、それはどんなもので
どんな色で～」って書いてないのが良い。
自由に想像できて、非常に楽しい（＾＾）

囲炉裏の火のぬくもりとか馬の匂いとか土の匂い。
山の中独特の湿気と陰と緑の匂い――
そういうものが、ふ、と鼻先を掠めていって、どうしようもない
郷愁の念のようなものが沸き起こる。行ったこと体験したこともないのに、
田舎のおばあちゃんが語って聞かせてくれているような気がする。
縁側で。蚊帳を吊った寝床の中で。
――そんな小トリップを楽しめる。
それもこの『遠野物語』の一つの魅力だと思います（＾＾）

定価で476円（税別）ですし、非常にお手頃。
変なテレビ番組見るより、よっぽど面白いですヨ。
読む時間帯は、昼間より夜が良いかも。
窓を開けて、風や虫の声聞きながら、一人でゆったりと読むと
上記したようなトリップが楽しめると思います。
蚊取り線香とか焚いてると雰囲気あるかも。蚊帳とか吊ったりして（笑）



禍福は糾える縄のごとし。
つまり、そういうことだと感じた今年の連休でした（笑）