日常の一コマや感じたこと。
偏見に満ちたオタク発言とか
二次創作発言などが極めて多し。
良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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図書館にて『司馬遼太郎全集28・29巻』を借りてきました。
目的は収められている『城塞上・下』を読むこと。
…ええ。要するに大坂の陣の話ですよ(笑)
又兵衛でてくりゃ、それだけで読みたい。
そんなに好きかと自分に問うが、満面の笑みで是と答えよう。
(※落ち着け)
――んで。
僕は美味しいものは最後に取っておく主義なので(それ前も言った)
まずは同時収録されている短編から、読書開始。
何篇か入ってて超お得(笑)
『女は遊べ物語』と『京の剣客』は、以前読んだのでスルー。
・『信九郎物語』
誰のことかと思ったら。長曾我部元親の末息子らしい。
盛親の弟らしいので、多分それで良いのだろう。
元親が晩年、屋敷の下女に手をつけて。
そのたった一度でご懐妊。あとは密かに農民の子として
育てられてたんだってさ。へぇー。
個人的な感想を素直に言えば。
信九郎本人よりも、彼に従って大坂入りした
六人の「ほろほろ」(牢人とも物乞いとも言える。そんな感じの人だと思う/調べろ)が
好きなんですが(笑)
特に最後まで生き残って、大坂城と共に果てた勘兵衛さんが切ない。
信九郎は結局生き残って落ちのびるのだけれど。
彼が「武士」になりきれなかったのは、「武士」として育ってこなかったから。
多分そういうことなんだろうなぁ…。
――そして。
本日のメイン(笑/此処から?!)
・『胡桃と酒』
はいきた!忠興ですよ!ていうか、細川ガラシャの話!
ガラシャこと「たま」の話なんですが、僕に言わせればこれは
「忠興の忠興による忠興の為のガラシャ」話ですよ(笑)
てか、齢16の男の子が皆こうだったら恐ろしすぎる(^^;)
同じ女として、ガラシャが不憫でなりません。
でも凄いのは、ガラシャ自身は、あんまりへこたれてないところです。
表だって忠興に楯突くことはしないんだけど、こう、性根が負けてない。
忠興があんまりにも「アレ」なんで、諦めきってるところもあるのかもしれない。
・忠興の「アレ」
その1.『絶対に奥から出てくるな。俺の留守中は庭師も庭に入れるな』
→俺以外の男に顔見せるな。声かけるな。誰もたまに近づくな。
その2・『たまの顔に見惚れたら殺す』
→偶々居た庭師(この時は忠興が在宅してたので入ってた)に「寒いわね」と
声をかけ、それに庭師がうっかり「さようでございますね」と答えたばっかりに、
その庭師をその場で首斬った。
別の日、朝飯食ってるたまと忠興。たまに庭師が見惚れただけで首斬った。
それでも動じず朝飯を食い続けるたま(それもどうかと思うが)を見て、
「ちっとは動揺しろよ!お前は蛇か!」と逆ギレ。
「鬼の妻には蛇が似合いじゃ」と言い返したたまも、相当強い。
その3・『親父だろうとたまに色目使ったら許さん』
→「お前の嫁、稀に見る逸材だよな」と幽斎(忠興のパパ)が褒めたらば。
「たまが美人だからって、まさか息子の嫁に目ぇ付けたんじゃねえだろうな」と
猜疑心まるだしで食ってかかったよ。
その4・『他の誰かに汚されるくらいなら、いっそ死ね』
→たまの美貌に秀吉が目を付けたらしい。当時は「女房狩り」と揶揄されるほど、
秀吉の美人人妻漁りが酷かった。絶世の美貌を持つたま、ピンチ。
忠興、部屋中の壁に火薬敷き詰めた小部屋(要約)に、たまを監禁。
「俺が戻るまで(朝鮮出征)、此処から出るな。秀吉が押しかけてきたら、
部屋の火薬爆発させて貞操を守れ。あんなサルに汚されるくらいなら、
いっそ爆死して骨まで粉々にしろ。遺体すら人目にさらしてなるもんか」
……などなど( ̄▽ ̄)
――もうあれです。忠興はちょっと執着・悋気が異常です。
束縛系武将、歴代一位だと思います(遠い目)
でもこんな恐ろしい忠興ですが。
たまの為にと着物の柄をデザインしたり、自分は好きじゃないけど
たまが喜ぶからと基督教を必死で勉強したり。
そういうところが、いじらしくて可愛い気がしなくもない(笑)
タイトルの『胡桃と酒』が、あとで「そういうことか!」と効いてきます。
個人的に忠興嫌いじゃない…というかむしろ好きの部類に入るので(待て)
わりと好きです。この話。
ガラシャをたんなる「悲劇の人」とは描いていない。
ガラシャの諦めにも似た淡々さ。それが返って切なくもある。
根っこのところで空回りしまくった夫婦。
それが感想でしょうかね。
明日から、ちょっとずつ城塞読むぞー(^▽^)
目的は収められている『城塞上・下』を読むこと。
…ええ。要するに大坂の陣の話ですよ(笑)
又兵衛でてくりゃ、それだけで読みたい。
そんなに好きかと自分に問うが、満面の笑みで是と答えよう。
(※落ち着け)
――んで。
僕は美味しいものは最後に取っておく主義なので(それ前も言った)
まずは同時収録されている短編から、読書開始。
何篇か入ってて超お得(笑)
『女は遊べ物語』と『京の剣客』は、以前読んだのでスルー。
・『信九郎物語』
誰のことかと思ったら。長曾我部元親の末息子らしい。
盛親の弟らしいので、多分それで良いのだろう。
元親が晩年、屋敷の下女に手をつけて。
そのたった一度でご懐妊。あとは密かに農民の子として
育てられてたんだってさ。へぇー。
個人的な感想を素直に言えば。
信九郎本人よりも、彼に従って大坂入りした
六人の「ほろほろ」(牢人とも物乞いとも言える。そんな感じの人だと思う/調べろ)が
好きなんですが(笑)
特に最後まで生き残って、大坂城と共に果てた勘兵衛さんが切ない。
信九郎は結局生き残って落ちのびるのだけれど。
彼が「武士」になりきれなかったのは、「武士」として育ってこなかったから。
多分そういうことなんだろうなぁ…。
――そして。
本日のメイン(笑/此処から?!)
・『胡桃と酒』
はいきた!忠興ですよ!ていうか、細川ガラシャの話!
ガラシャこと「たま」の話なんですが、僕に言わせればこれは
「忠興の忠興による忠興の為のガラシャ」話ですよ(笑)
てか、齢16の男の子が皆こうだったら恐ろしすぎる(^^;)
同じ女として、ガラシャが不憫でなりません。
でも凄いのは、ガラシャ自身は、あんまりへこたれてないところです。
表だって忠興に楯突くことはしないんだけど、こう、性根が負けてない。
忠興があんまりにも「アレ」なんで、諦めきってるところもあるのかもしれない。
・忠興の「アレ」
その1.『絶対に奥から出てくるな。俺の留守中は庭師も庭に入れるな』
→俺以外の男に顔見せるな。声かけるな。誰もたまに近づくな。
その2・『たまの顔に見惚れたら殺す』
→偶々居た庭師(この時は忠興が在宅してたので入ってた)に「寒いわね」と
声をかけ、それに庭師がうっかり「さようでございますね」と答えたばっかりに、
その庭師をその場で首斬った。
別の日、朝飯食ってるたまと忠興。たまに庭師が見惚れただけで首斬った。
それでも動じず朝飯を食い続けるたま(それもどうかと思うが)を見て、
「ちっとは動揺しろよ!お前は蛇か!」と逆ギレ。
「鬼の妻には蛇が似合いじゃ」と言い返したたまも、相当強い。
その3・『親父だろうとたまに色目使ったら許さん』
→「お前の嫁、稀に見る逸材だよな」と幽斎(忠興のパパ)が褒めたらば。
「たまが美人だからって、まさか息子の嫁に目ぇ付けたんじゃねえだろうな」と
猜疑心まるだしで食ってかかったよ。
その4・『他の誰かに汚されるくらいなら、いっそ死ね』
→たまの美貌に秀吉が目を付けたらしい。当時は「女房狩り」と揶揄されるほど、
秀吉の美人人妻漁りが酷かった。絶世の美貌を持つたま、ピンチ。
忠興、部屋中の壁に火薬敷き詰めた小部屋(要約)に、たまを監禁。
「俺が戻るまで(朝鮮出征)、此処から出るな。秀吉が押しかけてきたら、
部屋の火薬爆発させて貞操を守れ。あんなサルに汚されるくらいなら、
いっそ爆死して骨まで粉々にしろ。遺体すら人目にさらしてなるもんか」
……などなど( ̄▽ ̄)
――もうあれです。忠興はちょっと執着・悋気が異常です。
束縛系武将、歴代一位だと思います(遠い目)
でもこんな恐ろしい忠興ですが。
たまの為にと着物の柄をデザインしたり、自分は好きじゃないけど
たまが喜ぶからと基督教を必死で勉強したり。
そういうところが、いじらしくて可愛い気がしなくもない(笑)
タイトルの『胡桃と酒』が、あとで「そういうことか!」と効いてきます。
個人的に忠興嫌いじゃない…というかむしろ好きの部類に入るので(待て)
わりと好きです。この話。
ガラシャをたんなる「悲劇の人」とは描いていない。
ガラシャの諦めにも似た淡々さ。それが返って切なくもある。
根っこのところで空回りしまくった夫婦。
それが感想でしょうかね。
明日から、ちょっとずつ城塞読むぞー(^▽^)
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