日常の一コマや感じたこと。
偏見に満ちたオタク発言とか
二次創作発言などが極めて多し。
良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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広い背中が、ある。
こちらに向けられた背中。
その主は、文机に向かって書状を書いているところで。
何度もチラ見する私など、知らぬと言いたげで。
それが歯がゆいのに、少し安堵する自分が居る。
視線に気づいて、振り向いてほしい。
「私」に気づいてほしい。
私の抱える『想い』に、気づいてほしい。
でも、振り向かないで。気づかないで。
「今、手が空いちょるか?」
背中越しの声が、私に問う。
はい、と答えた私に振り返った顔は、険しい。
「なら、こいを伊勢守に届けちくれ。
すまんが、急ぎでな」
差し出されたのは、まだ墨の匂いがする書状。
頷いて受け取った私の手の中に、仄かなぬくもりがある。
彼の。
――家久さんの、手のぬくもりが。
「伊勢守さんですね?分かりました」
声が震える。
決して触れられない。触れてはいけない人のぬくもり。
それが、こんなにも嬉しいなんて。
嬉しいことが、こんなにも悲しくて。情けないなんて。
お願いだから、震えないで。気づかないで。
精いっぱいの笑みを浮かべて、立ち上がる。
踵を返して、逃げるように歩きだす。
――否。小走りに駆けだす。
「急ぎ」なのだから、さほど不審でもないはず。
「そいが済んだら――」
追ってくる声。
立ち止まって振り返った私を。
大きくて広い胸と腕が、包み込んだ。
「っ!?い、家久さ――」
混乱する頭。動揺する心。裏返って変な声。
全てを包み込むように、ぎゅっと。
家久さんの腕が、力を込めた。
「…おいの処に戻っちこい。必ずじゃ」
逃げようとする心を見透かされている。
それでも私は、首を縦には振らない。
子供のように嫌々と振って、ぐい、と家久さんを押し返す。
「…子供じゃないんですから。きちんと報告はしますよ。
――それでは、急ぎますから」
「っ、――何で、わいはそげして……!」
紡がれる言葉を聴きたくない。
切望する。
渇望するそれを聴けば、きっともう戻れなくなる。
進めもしないのに、戻る道さえ失ったら。
私は心を壊す他に、生きる術を失ってしまうから。
「…っ、行って、参ります…!」
泣くのを必死に我慢して。
書状を。
もう消えてしまったぬくもりを、後生大事に抱きしめて。
私は廊下を駆け出した。
それとすれ違うようにして、背後の廊下から小さな足音が響いた。
とてとて、ぱたぱたと軽いそれは、まだ幼い少女のもの。
そして彼女は、幼く舌足らずな声で、無邪気な歓声を上げた。
父上、と――
†††
何か急に書きたくなった、家久さん(@島津十字)
うーん、これじゃあ、ただの不義話だよなぁ(苦笑)
でも実際妻子がいらっしゃるわけだし…。家族仲良いし。
成り立たないのは分かってるんだけども。
でも家久さん好きなんだよぅ…。
とある本に「恋は落ちるもの。夫婦は絆されるもの」って書いてあった。
だったら家久さんも、ヒロインと恋に落ちちゃったんじゃないかなとか。
こればかりは、心の働きだから仕方ないなぁとか。
いや、個人的には「浮気・不義ダメ絶対」派なのですよ?(^^;)
でも家久さん好きなのだから仕方ない。
プラトニックって難しいっすねぇ…(ごまかすな)
なんにしても、無駄にヒロインの扱いが酷い。ごめんね(--;)
サイトで書くとすれば、もっとラブラブさせてあげるから(それもどうかと)
てかほんとに。
ちょっと本気で考えたい。かいこと島津十字の本格設置。
でもそのまえに、サイトの整理だな…(遠い目)
あ、それと「伊勢守」は「いせのかみ」だよ。「いせ・まもる」じゃないよ(笑)
こちらに向けられた背中。
その主は、文机に向かって書状を書いているところで。
何度もチラ見する私など、知らぬと言いたげで。
それが歯がゆいのに、少し安堵する自分が居る。
視線に気づいて、振り向いてほしい。
「私」に気づいてほしい。
私の抱える『想い』に、気づいてほしい。
でも、振り向かないで。気づかないで。
「今、手が空いちょるか?」
背中越しの声が、私に問う。
はい、と答えた私に振り返った顔は、険しい。
「なら、こいを伊勢守に届けちくれ。
すまんが、急ぎでな」
差し出されたのは、まだ墨の匂いがする書状。
頷いて受け取った私の手の中に、仄かなぬくもりがある。
彼の。
――家久さんの、手のぬくもりが。
「伊勢守さんですね?分かりました」
声が震える。
決して触れられない。触れてはいけない人のぬくもり。
それが、こんなにも嬉しいなんて。
嬉しいことが、こんなにも悲しくて。情けないなんて。
お願いだから、震えないで。気づかないで。
精いっぱいの笑みを浮かべて、立ち上がる。
踵を返して、逃げるように歩きだす。
――否。小走りに駆けだす。
「急ぎ」なのだから、さほど不審でもないはず。
「そいが済んだら――」
追ってくる声。
立ち止まって振り返った私を。
大きくて広い胸と腕が、包み込んだ。
「っ!?い、家久さ――」
混乱する頭。動揺する心。裏返って変な声。
全てを包み込むように、ぎゅっと。
家久さんの腕が、力を込めた。
「…おいの処に戻っちこい。必ずじゃ」
逃げようとする心を見透かされている。
それでも私は、首を縦には振らない。
子供のように嫌々と振って、ぐい、と家久さんを押し返す。
「…子供じゃないんですから。きちんと報告はしますよ。
――それでは、急ぎますから」
「っ、――何で、わいはそげして……!」
紡がれる言葉を聴きたくない。
切望する。
渇望するそれを聴けば、きっともう戻れなくなる。
進めもしないのに、戻る道さえ失ったら。
私は心を壊す他に、生きる術を失ってしまうから。
「…っ、行って、参ります…!」
泣くのを必死に我慢して。
書状を。
もう消えてしまったぬくもりを、後生大事に抱きしめて。
私は廊下を駆け出した。
それとすれ違うようにして、背後の廊下から小さな足音が響いた。
とてとて、ぱたぱたと軽いそれは、まだ幼い少女のもの。
そして彼女は、幼く舌足らずな声で、無邪気な歓声を上げた。
父上、と――
†††
何か急に書きたくなった、家久さん(@島津十字)
うーん、これじゃあ、ただの不義話だよなぁ(苦笑)
でも実際妻子がいらっしゃるわけだし…。家族仲良いし。
成り立たないのは分かってるんだけども。
でも家久さん好きなんだよぅ…。
とある本に「恋は落ちるもの。夫婦は絆されるもの」って書いてあった。
だったら家久さんも、ヒロインと恋に落ちちゃったんじゃないかなとか。
こればかりは、心の働きだから仕方ないなぁとか。
いや、個人的には「浮気・不義ダメ絶対」派なのですよ?(^^;)
でも家久さん好きなのだから仕方ない。
プラトニックって難しいっすねぇ…(ごまかすな)
なんにしても、無駄にヒロインの扱いが酷い。ごめんね(--;)
サイトで書くとすれば、もっとラブラブさせてあげるから(それもどうかと)
てかほんとに。
ちょっと本気で考えたい。かいこと島津十字の本格設置。
でもそのまえに、サイトの整理だな…(遠い目)
あ、それと「伊勢守」は「いせのかみ」だよ。「いせ・まもる」じゃないよ(笑)
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