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せめて綴りで書け>タイトル
――まぁ、そんなこたぁ置いといて。
漸く、十二国短編新刊ゲットですよー!(>▽<)vv
『丕緒の鳥』。
出たばっかり(初版:7月1日)なのに、もう二版(7月10日)ですよ。
久しぶりの書き下ろし含む新刊で、嬉しいことこの上なしv
――んで。
早速読み始めて、三話は読了。
残す一話は最初の部分だけで今のところストップ。
いやぁ、勿体ないくらい、がーって一気に読んでしまったですたい(笑)
それだけ、こう、のめり込んで読んじゃうんですよねぇ…。
そのくらい、十二国大好きv
以下、ネタバレにならない程度に感想など。
・『丕緒の鳥』
陽子即位前~即位直後(と思われる)の話。
主人公の丕緒さんが、何故か又兵衛さんに見えて仕方がない(笑)
多分、歯に衣着せぬ皮肉を言ったりするからだろう。
山田先生のイラストも、なんとなーく又兵衛さんに似てる感じ。
とにかく「色彩」の描写が素晴らしすぎる。
重い話なのに、そこだけまさに「異彩」を放ってて、
「言葉でこれだけイメージできるのって凄い」と思います。
…ネタバレしないように書くと、何の感想なのか解からんな(笑)
・『照落の獄』
個人的に、ラストでちょっとゾッとした話。
これは世界観とか時間軸とか、そういうの関係ない話です。
現代の日本、そして世界に通じる話。いや、マジで。
「他者の命を奪った者が、命を持って償う」=「死刑」。
それがどういう「意味」を持つのか。
話のキーマンである、ある「男」の存在が、ゾッとします。
こんな奴、多分本当に居るよね、って辺りに。
ラストがほんとに怖い。
オカルトとかそういうんじゃなくて、何と言うか……
ちょっと違うかもですが、「後味の悪さ」と言いましょうか。
「善悪」と「法」と「情」がキーワードだと思う。うん。
・『青条の蘭』
「照落~」で落とされた心が、すーっと救われる話…だと思ってる話。
読んでいる間中、ずーっと頭の中に吹雪の音が聞こえてきた。
どうしようもなく荒れた国。滅亡するしかない国。
官吏が腐りまくってて、民は死に絶えようとしてる国。
民と官吏の「違い」が、図らずも対比されてて面白い。
「丕緒~」についで、ラストが救われる話です。
…こんな感じでしょうか。
残り一話の感想は、また後日(^^)