日常の一コマや感じたこと。
偏見に満ちたオタク発言とか
二次創作発言などが極めて多し。
良く分からないと言う方は、回れ右推奨です。
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『城塞』を読んでますー。
しかし長いね。
読んでも読んでも終わらない(笑)
多分まだ五分の一も読んで無い気がするヨ。
だってまだ大坂の陣始まるどころか、
金地院崇伝さんが出てきたばっかりだよ。
今から鐘(国家安康~ってあれ)の話が
出てこようとしてるとこだもの。
何時になったら又兵衛でてくるんじゃー(-д-)
まぁ、もう少し頑張って読みます。
上巻で出てきてるのは確認済みゆえ。
――んで。
悲しいほど家康が悪役なんです(苦笑)
そりゃあ天下の大狸ですし?
悪謀・陰謀なんでもござれだけど。
大御所が居たから『今』があるんだぜ!と。
すんすん心で泣きながら読み進む。
……だけどね?
だんだんとそんな悪謀家康に萌えてくるのは何故だろう(笑)
何かこう、ちょいワル親父っつーか。
全然この家康好きv嫁になりたい(笑)
小幡勘兵衛、何か可愛い(笑)
小娘と思ってたお夏さんという少女に、
良いようにあしらわれちゃってるのが、何かこう…面白い(笑)
そして今のところ、大野修理も結構好みなんだが(笑)
淀殿が、少しばかり「えー?」な人に書かれている分、
修理さんがちょっとしっかりしてて、大変好み。
うぬぬ、大坂と関東軍と。
どっちも好きな人がいて、中々に困る状態だよ(笑)
しかし長いね。
読んでも読んでも終わらない(笑)
多分まだ五分の一も読んで無い気がするヨ。
だってまだ大坂の陣始まるどころか、
金地院崇伝さんが出てきたばっかりだよ。
今から鐘(国家安康~ってあれ)の話が
出てこようとしてるとこだもの。
何時になったら又兵衛でてくるんじゃー(-д-)
まぁ、もう少し頑張って読みます。
上巻で出てきてるのは確認済みゆえ。
――んで。
悲しいほど家康が悪役なんです(苦笑)
そりゃあ天下の大狸ですし?
悪謀・陰謀なんでもござれだけど。
大御所が居たから『今』があるんだぜ!と。
すんすん心で泣きながら読み進む。
……だけどね?
だんだんとそんな悪謀家康に萌えてくるのは何故だろう(笑)
何かこう、ちょいワル親父っつーか。
全然この家康好きv嫁になりたい(笑)
小幡勘兵衛、何か可愛い(笑)
小娘と思ってたお夏さんという少女に、
良いようにあしらわれちゃってるのが、何かこう…面白い(笑)
そして今のところ、大野修理も結構好みなんだが(笑)
淀殿が、少しばかり「えー?」な人に書かれている分、
修理さんがちょっとしっかりしてて、大変好み。
うぬぬ、大坂と関東軍と。
どっちも好きな人がいて、中々に困る状態だよ(笑)
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図書館にて『司馬遼太郎全集28・29巻』を借りてきました。
目的は収められている『城塞上・下』を読むこと。
…ええ。要するに大坂の陣の話ですよ(笑)
又兵衛でてくりゃ、それだけで読みたい。
そんなに好きかと自分に問うが、満面の笑みで是と答えよう。
(※落ち着け)
――んで。
僕は美味しいものは最後に取っておく主義なので(それ前も言った)
まずは同時収録されている短編から、読書開始。
何篇か入ってて超お得(笑)
『女は遊べ物語』と『京の剣客』は、以前読んだのでスルー。
・『信九郎物語』
誰のことかと思ったら。長曾我部元親の末息子らしい。
盛親の弟らしいので、多分それで良いのだろう。
元親が晩年、屋敷の下女に手をつけて。
そのたった一度でご懐妊。あとは密かに農民の子として
育てられてたんだってさ。へぇー。
個人的な感想を素直に言えば。
信九郎本人よりも、彼に従って大坂入りした
六人の「ほろほろ」(牢人とも物乞いとも言える。そんな感じの人だと思う/調べろ)が
好きなんですが(笑)
特に最後まで生き残って、大坂城と共に果てた勘兵衛さんが切ない。
信九郎は結局生き残って落ちのびるのだけれど。
彼が「武士」になりきれなかったのは、「武士」として育ってこなかったから。
多分そういうことなんだろうなぁ…。
――そして。
本日のメイン(笑/此処から?!)
・『胡桃と酒』
はいきた!忠興ですよ!ていうか、細川ガラシャの話!
ガラシャこと「たま」の話なんですが、僕に言わせればこれは
「忠興の忠興による忠興の為のガラシャ」話ですよ(笑)
てか、齢16の男の子が皆こうだったら恐ろしすぎる(^^;)
同じ女として、ガラシャが不憫でなりません。
でも凄いのは、ガラシャ自身は、あんまりへこたれてないところです。
表だって忠興に楯突くことはしないんだけど、こう、性根が負けてない。
忠興があんまりにも「アレ」なんで、諦めきってるところもあるのかもしれない。
・忠興の「アレ」
その1.『絶対に奥から出てくるな。俺の留守中は庭師も庭に入れるな』
→俺以外の男に顔見せるな。声かけるな。誰もたまに近づくな。
その2・『たまの顔に見惚れたら殺す』
→偶々居た庭師(この時は忠興が在宅してたので入ってた)に「寒いわね」と
声をかけ、それに庭師がうっかり「さようでございますね」と答えたばっかりに、
その庭師をその場で首斬った。
別の日、朝飯食ってるたまと忠興。たまに庭師が見惚れただけで首斬った。
それでも動じず朝飯を食い続けるたま(それもどうかと思うが)を見て、
「ちっとは動揺しろよ!お前は蛇か!」と逆ギレ。
「鬼の妻には蛇が似合いじゃ」と言い返したたまも、相当強い。
その3・『親父だろうとたまに色目使ったら許さん』
→「お前の嫁、稀に見る逸材だよな」と幽斎(忠興のパパ)が褒めたらば。
「たまが美人だからって、まさか息子の嫁に目ぇ付けたんじゃねえだろうな」と
猜疑心まるだしで食ってかかったよ。
その4・『他の誰かに汚されるくらいなら、いっそ死ね』
→たまの美貌に秀吉が目を付けたらしい。当時は「女房狩り」と揶揄されるほど、
秀吉の美人人妻漁りが酷かった。絶世の美貌を持つたま、ピンチ。
忠興、部屋中の壁に火薬敷き詰めた小部屋(要約)に、たまを監禁。
「俺が戻るまで(朝鮮出征)、此処から出るな。秀吉が押しかけてきたら、
部屋の火薬爆発させて貞操を守れ。あんなサルに汚されるくらいなら、
いっそ爆死して骨まで粉々にしろ。遺体すら人目にさらしてなるもんか」
……などなど( ̄▽ ̄)
――もうあれです。忠興はちょっと執着・悋気が異常です。
束縛系武将、歴代一位だと思います(遠い目)
でもこんな恐ろしい忠興ですが。
たまの為にと着物の柄をデザインしたり、自分は好きじゃないけど
たまが喜ぶからと基督教を必死で勉強したり。
そういうところが、いじらしくて可愛い気がしなくもない(笑)
タイトルの『胡桃と酒』が、あとで「そういうことか!」と効いてきます。
個人的に忠興嫌いじゃない…というかむしろ好きの部類に入るので(待て)
わりと好きです。この話。
ガラシャをたんなる「悲劇の人」とは描いていない。
ガラシャの諦めにも似た淡々さ。それが返って切なくもある。
根っこのところで空回りしまくった夫婦。
それが感想でしょうかね。
明日から、ちょっとずつ城塞読むぞー(^▽^)
目的は収められている『城塞上・下』を読むこと。
…ええ。要するに大坂の陣の話ですよ(笑)
又兵衛でてくりゃ、それだけで読みたい。
そんなに好きかと自分に問うが、満面の笑みで是と答えよう。
(※落ち着け)
――んで。
僕は美味しいものは最後に取っておく主義なので(それ前も言った)
まずは同時収録されている短編から、読書開始。
何篇か入ってて超お得(笑)
『女は遊べ物語』と『京の剣客』は、以前読んだのでスルー。
・『信九郎物語』
誰のことかと思ったら。長曾我部元親の末息子らしい。
盛親の弟らしいので、多分それで良いのだろう。
元親が晩年、屋敷の下女に手をつけて。
そのたった一度でご懐妊。あとは密かに農民の子として
育てられてたんだってさ。へぇー。
個人的な感想を素直に言えば。
信九郎本人よりも、彼に従って大坂入りした
六人の「ほろほろ」(牢人とも物乞いとも言える。そんな感じの人だと思う/調べろ)が
好きなんですが(笑)
特に最後まで生き残って、大坂城と共に果てた勘兵衛さんが切ない。
信九郎は結局生き残って落ちのびるのだけれど。
彼が「武士」になりきれなかったのは、「武士」として育ってこなかったから。
多分そういうことなんだろうなぁ…。
――そして。
本日のメイン(笑/此処から?!)
・『胡桃と酒』
はいきた!忠興ですよ!ていうか、細川ガラシャの話!
ガラシャこと「たま」の話なんですが、僕に言わせればこれは
「忠興の忠興による忠興の為のガラシャ」話ですよ(笑)
てか、齢16の男の子が皆こうだったら恐ろしすぎる(^^;)
同じ女として、ガラシャが不憫でなりません。
でも凄いのは、ガラシャ自身は、あんまりへこたれてないところです。
表だって忠興に楯突くことはしないんだけど、こう、性根が負けてない。
忠興があんまりにも「アレ」なんで、諦めきってるところもあるのかもしれない。
・忠興の「アレ」
その1.『絶対に奥から出てくるな。俺の留守中は庭師も庭に入れるな』
→俺以外の男に顔見せるな。声かけるな。誰もたまに近づくな。
その2・『たまの顔に見惚れたら殺す』
→偶々居た庭師(この時は忠興が在宅してたので入ってた)に「寒いわね」と
声をかけ、それに庭師がうっかり「さようでございますね」と答えたばっかりに、
その庭師をその場で首斬った。
別の日、朝飯食ってるたまと忠興。たまに庭師が見惚れただけで首斬った。
それでも動じず朝飯を食い続けるたま(それもどうかと思うが)を見て、
「ちっとは動揺しろよ!お前は蛇か!」と逆ギレ。
「鬼の妻には蛇が似合いじゃ」と言い返したたまも、相当強い。
その3・『親父だろうとたまに色目使ったら許さん』
→「お前の嫁、稀に見る逸材だよな」と幽斎(忠興のパパ)が褒めたらば。
「たまが美人だからって、まさか息子の嫁に目ぇ付けたんじゃねえだろうな」と
猜疑心まるだしで食ってかかったよ。
その4・『他の誰かに汚されるくらいなら、いっそ死ね』
→たまの美貌に秀吉が目を付けたらしい。当時は「女房狩り」と揶揄されるほど、
秀吉の美人人妻漁りが酷かった。絶世の美貌を持つたま、ピンチ。
忠興、部屋中の壁に火薬敷き詰めた小部屋(要約)に、たまを監禁。
「俺が戻るまで(朝鮮出征)、此処から出るな。秀吉が押しかけてきたら、
部屋の火薬爆発させて貞操を守れ。あんなサルに汚されるくらいなら、
いっそ爆死して骨まで粉々にしろ。遺体すら人目にさらしてなるもんか」
……などなど( ̄▽ ̄)
――もうあれです。忠興はちょっと執着・悋気が異常です。
束縛系武将、歴代一位だと思います(遠い目)
でもこんな恐ろしい忠興ですが。
たまの為にと着物の柄をデザインしたり、自分は好きじゃないけど
たまが喜ぶからと基督教を必死で勉強したり。
そういうところが、いじらしくて可愛い気がしなくもない(笑)
タイトルの『胡桃と酒』が、あとで「そういうことか!」と効いてきます。
個人的に忠興嫌いじゃない…というかむしろ好きの部類に入るので(待て)
わりと好きです。この話。
ガラシャをたんなる「悲劇の人」とは描いていない。
ガラシャの諦めにも似た淡々さ。それが返って切なくもある。
根っこのところで空回りしまくった夫婦。
それが感想でしょうかね。
明日から、ちょっとずつ城塞読むぞー(^▽^)
きっとこれが最後だろう――
腕に抱く彼女の寝顔を見ながら、そう、確信していた。
(……幼い顔だな)
歳は既に二十歳を超えているという。
その割に幼い顔立ちをしているように思う。
――それとも。
『人生五十年』と生き急ぐ、俺達の方が老熟しているのだろうか。
(…睫毛、こんなに長かったか?)
障子越しの月明かりに浮かぶ寝顔。
改めてしみじみと見つめて、新たに発見した。
しっとりと汗ばんだ顔。
震えるような睫毛。
俺を逃がさないと言いたげに、着物を握る、小さな手。
――間違った、とどこかで思った。
最初から死ぬことは分かっていた。
もう此処は、俺達のような男が生きていく世界じゃない。
武辺者が夢見て走る世界じゃない。
能吏がのし上がっていく世界。
そんな世界では、俺たちは生きていけない。
――だから、此処に。大坂に来たのに。
どうしようもなく、惚れてしまった。
どうしようもなく、愛おしく思ってしまった。
生きたい、と言う言葉が、脳裏をかすめた。
「う……ん……」
彼女が僅かに顔をしかめた。
起きてはいない。
だが、思考を読まれたようで、少しだけ焦った。
「……俺は、もう、此処には戻ってこない」
囁くように口にして、頬を撫でた。
今度は擽ったそうな顔をする。――愛しい、嬰児の様な顔。
「だが、正直……。正直言えば、あんたのことだけが、心残りだ」
行く末を共に。
そう夢見たい。でもそれは叶わない。――俺が自分で叶えない。
「あんただけは、死んでほしくない。幸せになってほしい。
俺の分までなんて言わない。ただ、あんたが幸せでいてほしいんだ」
無理を言う。――分かってる。
幸せになってほしかったら、気持ちに。
想いに応えるべきでは無かったのに。
――だが。
「俺は幸せだったよ。人生の最後で、あんたに出逢えた」
自分勝手な幸せを、許してほしい。
俺は十分幸せだった。これ以上は、もう要らない。
彼女のぬくもりだけを抱いて、そうして、逝ける。
穏やかに眠り続ける彼女。
最期の最期。往生際悪く。
俺は彼女を、強く抱きしめた。
†
五月十日。で後藤さんなので(待て)
昨日の又兵衛さんサイドの話と言うか。
二日続けて死にネタもアレだと思い、前夜の話に。
…微妙に死にネタやん(汗)>自分
で、でもまだ道明寺前夜だし!(言い訳)
また改めて、甘いの書くかサイトに開設します!(ヲイ)
昨日と揃って読んでいただき、有難うございました!
腕に抱く彼女の寝顔を見ながら、そう、確信していた。
(……幼い顔だな)
歳は既に二十歳を超えているという。
その割に幼い顔立ちをしているように思う。
――それとも。
『人生五十年』と生き急ぐ、俺達の方が老熟しているのだろうか。
(…睫毛、こんなに長かったか?)
障子越しの月明かりに浮かぶ寝顔。
改めてしみじみと見つめて、新たに発見した。
しっとりと汗ばんだ顔。
震えるような睫毛。
俺を逃がさないと言いたげに、着物を握る、小さな手。
――間違った、とどこかで思った。
最初から死ぬことは分かっていた。
もう此処は、俺達のような男が生きていく世界じゃない。
武辺者が夢見て走る世界じゃない。
能吏がのし上がっていく世界。
そんな世界では、俺たちは生きていけない。
――だから、此処に。大坂に来たのに。
どうしようもなく、惚れてしまった。
どうしようもなく、愛おしく思ってしまった。
生きたい、と言う言葉が、脳裏をかすめた。
「う……ん……」
彼女が僅かに顔をしかめた。
起きてはいない。
だが、思考を読まれたようで、少しだけ焦った。
「……俺は、もう、此処には戻ってこない」
囁くように口にして、頬を撫でた。
今度は擽ったそうな顔をする。――愛しい、嬰児の様な顔。
「だが、正直……。正直言えば、あんたのことだけが、心残りだ」
行く末を共に。
そう夢見たい。でもそれは叶わない。――俺が自分で叶えない。
「あんただけは、死んでほしくない。幸せになってほしい。
俺の分までなんて言わない。ただ、あんたが幸せでいてほしいんだ」
無理を言う。――分かってる。
幸せになってほしかったら、気持ちに。
想いに応えるべきでは無かったのに。
――だが。
「俺は幸せだったよ。人生の最後で、あんたに出逢えた」
自分勝手な幸せを、許してほしい。
俺は十分幸せだった。これ以上は、もう要らない。
彼女のぬくもりだけを抱いて、そうして、逝ける。
穏やかに眠り続ける彼女。
最期の最期。往生際悪く。
俺は彼女を、強く抱きしめた。
†
五月十日。で後藤さんなので(待て)
昨日の又兵衛さんサイドの話と言うか。
二日続けて死にネタもアレだと思い、前夜の話に。
…微妙に死にネタやん(汗)>自分
で、でもまだ道明寺前夜だし!(言い訳)
また改めて、甘いの書くかサイトに開設します!(ヲイ)
昨日と揃って読んでいただき、有難うございました!
※いわゆる「死にネタ」なので、
苦手な人は回避の方向でお願いします。
空を大河と例えれば。
其処を泳ぐ鯉のぼりは、確かに龍へと変じよう。
葉を剣と例えれば。
咲き誇る菖蒲は、守られし君なのだろう。
だから、私は。
その菖蒲を思い切り引き抜いた。
「守られてばっかりで。――返してよ」
花に罪は無いのに。
『守られている』その様が、酷く癇に障った。
「返してよ。――貴方の所為で、あの人は……」
達者でな、と笑っていた。
帰ってくる、とは言わなかった。
戻ってくる、とは言わなかった。
待ってろ、とも言わなかった。
別れの言葉を一つだけ残して、夜霧の中に消えて行った。
「あんなに、好きだって。ずっと傍にいるって言ったのに」
言葉が届いていなかったんじゃない。
言葉を。想いを受け止めて。
それでも最期は無言の笑みで背を向けた。
――その優しさが、私を傷つけると知りながら。
「バカだよ。こんなに、良い女を捨てて」
数百年の時を経て、まだ、こんなに貴方を想っているのに。
「バカだよ。あんな甲斐性なしに、こんなに惚れて」
数百年の時を経て、まだ、貴方を忘れられない。
忘れたくない。
「……見てなさいよ」
涙で滲んだ視界を、蒼穹へと向けた。
気の所為か、鯉が龍の姿に見えた。
「二度と会わないで済むとか。地獄でせいせいしてるんでしょうけどね。
私は、どこまでだって追いかけてやるんだから」
極楽行きのチケットなんて破り捨てて、閻魔に喧嘩を売ってでも。
「今度こそ絶対逃がしてやらないんだから。
――覚悟してなさいよ。……後藤又兵衛っ!」
晴れ渡る五月の空。
引き抜いた菖蒲――剣を握りしめて。
私は、涙をぬぐった。
†
鬱ブログ(苦笑)がいつまでもトップじゃアレなので。
久しぶりに又兵衛話を書いてみる。――が、内容死にネタ(爆)
もっと甘いの書けよ>自分
又兵衛さんが討ち死したのが、子供の日の翌日と言う話を
小耳にはさんだので。…もう遅いけどね。過ぎたけどね!(泣笑)
現代に戻った彼女って設定です(今更)
苦手な人は回避の方向でお願いします。
空を大河と例えれば。
其処を泳ぐ鯉のぼりは、確かに龍へと変じよう。
葉を剣と例えれば。
咲き誇る菖蒲は、守られし君なのだろう。
だから、私は。
その菖蒲を思い切り引き抜いた。
「守られてばっかりで。――返してよ」
花に罪は無いのに。
『守られている』その様が、酷く癇に障った。
「返してよ。――貴方の所為で、あの人は……」
達者でな、と笑っていた。
帰ってくる、とは言わなかった。
戻ってくる、とは言わなかった。
待ってろ、とも言わなかった。
別れの言葉を一つだけ残して、夜霧の中に消えて行った。
「あんなに、好きだって。ずっと傍にいるって言ったのに」
言葉が届いていなかったんじゃない。
言葉を。想いを受け止めて。
それでも最期は無言の笑みで背を向けた。
――その優しさが、私を傷つけると知りながら。
「バカだよ。こんなに、良い女を捨てて」
数百年の時を経て、まだ、こんなに貴方を想っているのに。
「バカだよ。あんな甲斐性なしに、こんなに惚れて」
数百年の時を経て、まだ、貴方を忘れられない。
忘れたくない。
「……見てなさいよ」
涙で滲んだ視界を、蒼穹へと向けた。
気の所為か、鯉が龍の姿に見えた。
「二度と会わないで済むとか。地獄でせいせいしてるんでしょうけどね。
私は、どこまでだって追いかけてやるんだから」
極楽行きのチケットなんて破り捨てて、閻魔に喧嘩を売ってでも。
「今度こそ絶対逃がしてやらないんだから。
――覚悟してなさいよ。……後藤又兵衛っ!」
晴れ渡る五月の空。
引き抜いた菖蒲――剣を握りしめて。
私は、涙をぬぐった。
†
鬱ブログ(苦笑)がいつまでもトップじゃアレなので。
久しぶりに又兵衛話を書いてみる。――が、内容死にネタ(爆)
もっと甘いの書けよ>自分
又兵衛さんが討ち死したのが、子供の日の翌日と言う話を
小耳にはさんだので。…もう遅いけどね。過ぎたけどね!(泣笑)
現代に戻った彼女って設定です(今更)
特別ドラマ企画(?)の、『理由』を見ました。
ミステリーと言うよりも、人情話のカテゴリに入れたい(笑)
尤も、謎が色々ちりばめてあるので。
そういう意味では、まさにミステリーのカテゴリなんですが。
原作は読んでないので、純粋にドラマの感想になりますが、
なんつーか…深いです。考えというか、感慨というか。
「家族ってのは一番近いけど、他人よりずっと遠い」
――というような台詞があったんですね。
それに、なんかちょっと思うことが。
「ああそうだなぁ」と思ったあたり、ちょっと鬱ってますね。
自覚出来る分、まだ軽いと思うけれど(苦笑)
何かそういう意味で、ところどころ泣きそうになったです。
(おかしいよ>自分)
自己嫌悪とイライラと。
何かいろいろ鬱。
いっそどっか遠くに行きたい。
引き返せないくらい遠くに行って、そして後悔するんだよ。
それは分かってる。
でもそれ以上に、結局甘えで本気じゃない。
どこかに行ってしまおうという、度胸が無い。
――それを一番分かってる。
あれ?何か途中からおかしい。
きっと気分が落ち込んでるからだ。
とりあえず、愚痴って少しスッキリしたから。
明日もまた一日頑張ってみよう。
ミステリーと言うよりも、人情話のカテゴリに入れたい(笑)
尤も、謎が色々ちりばめてあるので。
そういう意味では、まさにミステリーのカテゴリなんですが。
原作は読んでないので、純粋にドラマの感想になりますが、
なんつーか…深いです。考えというか、感慨というか。
「家族ってのは一番近いけど、他人よりずっと遠い」
――というような台詞があったんですね。
それに、なんかちょっと思うことが。
「ああそうだなぁ」と思ったあたり、ちょっと鬱ってますね。
自覚出来る分、まだ軽いと思うけれど(苦笑)
何かそういう意味で、ところどころ泣きそうになったです。
(おかしいよ>自分)
自己嫌悪とイライラと。
何かいろいろ鬱。
いっそどっか遠くに行きたい。
引き返せないくらい遠くに行って、そして後悔するんだよ。
それは分かってる。
でもそれ以上に、結局甘えで本気じゃない。
どこかに行ってしまおうという、度胸が無い。
――それを一番分かってる。
あれ?何か途中からおかしい。
きっと気分が落ち込んでるからだ。
とりあえず、愚痴って少しスッキリしたから。
明日もまた一日頑張ってみよう。